ウィズコロナ社会における訪日マインドを維持・活性するデジタル越境コミュニケーションサービスの運用を開始
「e-Rally JAPAN in Vietnam」の本格稼働を皮切りに、観光復興をサポートする営業体制を強化
株式会社弘亜社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大村 寿一郎、以下:弘亜社)は、未曾有のウィルス感染症の影響で、越境が絶たれてしまっている現状を打破し、日本に居ながらにしてインバウンド有望顧客に情報を送り込む、デジタル越境コミュニケーションサービスの運用を2021年1月より随時開始します。
長引く新型コロナウィルスの世界的な感染拡大によって、日本の観光産業・インバウンドビジネスは長期低迷の状態が予想されます。特に観光誘致の代表的施策であった、アジア各国における旅行博などのエキシビジョンイベントは軒並み中止を余儀なくされており、日本の観光情報や地域産品を知る・触れる機会の減少がインバウンド復興に向けた大きな課題となっています。
また、ウィズコロナ社会の到来によりデジタルシフトが急速に進む中、アジア各国においてもスマートフォンファーストなコミュニケーションが主流となっていることから、エキシビジョンなどのリアルイベントに加え、日常的な情報収集の起点となっているSNSやアプリケーションを通じた日本の魅力発信の機会創出の重要度が今後ますます高まっていくと予想しています。
そこで、弘亜社では、タイ・ベトナム両国での10年にわたるOOHメディア事業の実績をベースに、交通機関、日系のコンビニエンスストア、ショッピングモール、カフェ、イベントなどのPOI(注1)を基地局として、親日的な感情をもつターゲットにデイリーかつ効果的に情報を送り込むプラットフォームを開発、運用を行うこととしており、その第一弾として「e-Rally JAPAN in Vietnam」のサービスを開始しました。
「e-Rally JAPAN in Vietnam」の概要
e-Rally JAPAN in Vietnamは、ベトナム ホーチミンの生活者がデイリーに楽しめるアトラクションアプリを主体としたプラットフォームです。アプリユーザーは、二十四節気のリズムで配信される日本の「旬」の情報を閲覧したり、お得なクーポンや景品が当たるインスタントウィンゲームを利用することができます。また、定期的に開催されるスタンプラリーに参加し、街中に設置されたビーコンにアクセスすることでデジタルスタンプを探し集め、楽しむことができます。(導入初年度のスタンプラリーは、ファミリーマート(ベトナム)とのパートナーシップを中心に、ホーチミンの約140店舗にスタンプビーコンを設置予定)
さらに、ベトナムで大人気の日本を代表するアニメキャラクター「ドラえもん」を起用し、ドラえもん50周年のアニバーサリーを祝う行事や各種イベントにて、「映画ドラえもんスタンプラリー」を実施することを中核に、導入初年度で10万ダウンロード以上の愛用者拡大を目指します。
海外旅行関心度の高い「ファミリー層」をターゲットに設定し、子育て世代のオフィスワーカーが利用するコンビニなどの生活動線や、映画館・書店など家族で通う娯楽施設でのスタンプラリー体験をトリガーに、家族間または友人同士のコミュニケーションを活性化させ、配信した情報がより深く浸透することを目指します。
e-Rally JAPAN などのデジタルサービスの本格稼働によって、その特性である「日本に居ながらにしてインバウンド有望顧客に情報を送り込める」ことを活用し、現地イベントへの協賛などの施策を主として展開してきた全国の地方自治体や企業のインバウンドプロモーションの新しい支援策としての提案活動を強化します。
具体的には、弘亜社 東京本社内に「広域営業担当」を設置し、首都圏・大阪・名古屋エリアはもとより、観光誘致ニーズが高くかつインバウンド復興支援が必要な地方エリアにおける営業活動を抜本的に強化するべく、日本各地のローカルエリアネットワークパートナーとの連携力を高める体制強化を積極的に推進します。
注1:Point of Interestの略(有望ターゲットクラスターを捕捉する印象接点の意)